佃さんへ
そうですね。年齢を重ねるにつれて、お祝い事より訃報を聞くことの方が多くなってきましたね。
私は、多分、人の死というものについて、佃さんよりドライな感情の持ち主なのかもしれません。
悲しむのが嫌だから、仕方ねえやとさっさと思いこむことにしております。
そう、思いこみとは、いろんなことの原動力。
そもそも、芝居を創ろう、演出しようという思い込みがあったからこそ
今の私があるわけで、かつて、マジシャンになろうと思いこんでいたならば、手先は器用ではありませんがマジシャンになっていたかもしれません。
才能がある人ってのは、もちろんいるのだと思いますが、
思い込みも才能の一部であるように思うのです。
でも、そんな思い込みパワーが時には息切れする時もありますよね?
そんな時、どうやってパワーチャージをしますか?
私は、時間があれば温泉か山登り、時間が無い時は、男であれ女であれ、そばにいる人の体を触ってその人の生気を吸い取ることにしております。
ヴァンパイアか私は!!!
佃さんはどうしていますか?
写真は、シニア奇術団を世話する愛の男相原役の粟野君です。
松本祐子
☆このブログは作・佃典彦と演出・松本祐子のふたりによる往復書簡という形で書いています。
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