★げきぴあニュース★
5月11日、東京・浅草寺で四代目市川猿之助を襲名する市川亀治郎さんと、九代目市川中車(ちゅうしゃ)を襲名する俳優の香川照之さん、五代目市川團子(だんこ)を襲名する香川さんの長男・政明くんらが、襲名披露興行の成功を祈願してお練りを行いました。
ニュースの詳細は@ぴあニュースでご紹介しています。
げきぴあニュースでは、お練りの模様と、祈願後に行われた亀治郎さん&香川さん親子の楽しい会見の模様をお届けします。
お練りが始まる前に、浅草寺の雷門前で記念撮影が行われました。
(左から香川照之さん、市川猿之助さん、市川亀治郎さん、市川段四郎さん、手前が香川さんの長男政明くん)
お練りが始まると、ファンから「亀ちゃーん」と「おもだか屋!」と声援がかかり、一行は満面の笑顔で手を振って応えていました。
本堂前の線香場近くでも記念撮影。
浅草寺の本堂で集まったファンや関係者に向けて挨拶を行いました。
(政明くん、亀治郎さんに何を話しているのかな?)
成功祈願の後、マスコミ向けに行われた会見場に向かう途中の亀治郎さん、香川さんと政明くん。(亀治郎さんは集まった報道陣を携帯のカメラで撮影)
会見で、今日のお練りの印象を訊かれた亀治郎さんは「宮城などから修学旅行生が笑顔で来てくれて、その姿を見て安心しました」と話し、香川さんは「若い方が多かったので、素晴らしいことだなと思いました」との感想。
また、襲名のプレッシャーについて亀治郎さんは「ないですね。やるのみです」。逆に香川さんは「ぼくはプレッシャーしかない」と緊張した面持ちで話している横で、政明くんが「夜、寝れないんだよ」とポロリ。さらに「お父さんはね、疲れを忘れるためにいつも酒飲んでいる」と無邪気に暴露。さすがに香川さんが「ちょっと静かにしなさい。自由すぎる」と父親らしくピシャリ。
(おしゃべりがすぎる政明くんの口を亀治郎さんが手でフタ)
記者から歌舞伎に初挑戦することへのとまどいは?と訊かれた香川さんは「もちろん、とまどっていますし、数段、数十段厳しい世界ですので。父と従兄弟を頼って、父が築いた一門の方を頼ってやっていくしかないと」と決意のほどを語られていました。
また、前例のないことへの挑戦については「日々戦っています。このことが間違っているならばプレッシャーに飛ばされるでしょうし、間違っていなければ克服できると信じています」と答えていました。
亀治郎さんは「六月大歌舞伎」の夜の部『ヤマトタケル』を是非見に来てとアピール。「この舞台はエヒメ、オトヒメの二股交際の話です」と言ったら(記者が)書いてくれるかな、とも。
さて、"自由すぎる"政明くんは最後までオモシロでした。
黄色い蝶が飛んでいるのを見つけて、
「あっ、チョウチョ!掴んでよ、もう〜」
とここで会見終了。
直後、香川さんが政明くんに「お前の声しか(音声に)入っていない」と叱ってみるものの、当の政明くんは蝶が気になって仕方なかった様子で「網持ってくればよかった」と残念そう。これには香川さんもあきれた顔で「網は持って来ません!お練りに」。
とちょっぴりコントのようなやりとりでした。
■襲名披露興行
『六月大歌舞伎』新橋演舞場 6月5日(火)〜29日(金)
『七月大歌舞伎』新橋演舞場 7月4日(水)〜29日(日)
その後、2013年12月まで大阪、名古屋、福岡、京都の各地で開催。