昨年3月、東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演される予定だった「スピリチュアルな1日」。
だが、公演直前に起きた東日本大震災により、一部公演を中止し3日間だけの上演となったが、作品の評判も良く、東日本大震災直後という時期に、笑って泣けるこの作品でたくさんの人たちから「元気をもらった」と再演を望む声が多く寄せられ、2012年6月に再演することとなった。
物語はTVの撮影現場が舞台。心霊特集でオンエア予定のドキュメンタリー映像にトラブルが発生。TVディレクターの三井は、今話題の霊能力カウンセラーを自宅に招き、急きょ取り直しを決行する。だが、近隣住民や、本物の幽霊にまで振り回され、撮影は難航する羽目に!!
そして同じ頃、三井の元にもう訪れるはずのない女性がやって来る......。霊を信じる者と信じない者、そして霊を含む全員の思惑が交り合った時、切ない奇跡が生み出される!
脚本は新進気鋭の若手脚本家として活躍する小峯裕之。会社勤めの傍らに書き上げた初のドラマ脚本で、2008年「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」優秀賞を受賞。それを機に脚本家の道を歩み始め、パズルのように組み立てられた構成で書くシチュエーションコメディーの作品は、評判が高い。また演出は、物語の中にある"感情の機微"を大切にし、人間の内面を丁寧に描く作風に定評がある板垣恭一が担当。近作は『奇跡のメロディ』、『キサラギ』、『サイド・ショウ』、『戦国鍋祭』など、コメディ・シリアス・翻訳もの・ミュージカルと、ジャンルを問わずその力を発揮している。
主人公の三井を演じる石田明(NON STYLE)は、過去の舞台作品においての役者としての演技力が高評価されており、お笑いとはまた違う一面をみせるべく、『スピリチュアルな1日』の再演に挑む。ヒロインには前作と同じ、ドラマ・舞台・映画等で演技派女優として定評のある須藤理彩。共演には、舞台で活躍の場を広げている吉本菜穂子やヨーロッパ企画の諏訪雅、今井隆文のほか、新キャストとして片桐仁、アミューズ若手俳優の猪塚健太、柳澤貴彦という個性豊かな6名が競演する。
再演が決まった石田は「主演の舞台が帰ってきました。はっきり言いましょう!いい舞台です!昨年はたくさんの方に笑って泣いて元気になって帰っていただきました。今回の再演ではさらに多くの方に元気を与えられたらと、思ってます。前回の自分を超えて、新たに加わった仲間たちとさらにいい舞台を目指します。お楽しみに!」とコメントした。
【脚本】小峯裕之 【演出】板垣恭一
【出演】石田明(NON STYLE) 須藤理彩
吉本菜穂子 諏訪雅(ヨーロッパ企画) 片桐仁 猪塚健太 今井隆文 栁澤貴彦
■東京公演 2012年6月13日(水)~24日(日) あうるすぽっと
■大阪公演 2012年6月29日(金)~7月1日(日) ABCホール
■仙台公演 2012年7月7日(土)~8日(日) 仙台市青年文化センター シアターホール
【一般発売開始】2012年4月28日(土)10:00~
【前売料金】5,500円(全席指定・税込)
【公式HP】http://www.amuse.co.jp/stages/sp/