舞台『金閣寺』
演出の宮本亜門さんと作家の平野啓一郎さんによるアフタートークショーの開催が決定しました!
2011年1月に
宮本亜門が芸術監督をつとめる KAAT 神奈川芸術劇場の柿落し公演として上演された金閣寺。生来の吃音から疎外感に悩まされ育った主人公溝口を
森田剛が、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木を
高岡蒼甫が、また溝口とは寺の同朋で、明るさの裏で自死を選ぶ鶴川を
大東俊介が、それぞれの若者の苦悩を全身全霊で見事に演じました。そして「金閣寺」の世界を見事に現出させた舞台成果が認められ、"リンカーン・センター・フェスティバル2011"への正式参加が決定し、2011年7月にニューヨーク『ローズシアター』にて上演されました。ニューヨーク公演の劇評では "Fusion Theater"(融合劇)という言葉で、その多ジャンルを取り入れた演出を高く評価されました。
そんな舞台「金閣寺」が、大阪を皮切りに「金閣寺」日本凱旋公演をスタート。1月27日(金)に赤坂ACTシアターで開幕する東京凱旋公演にて、1月31日(火)14:00の回公演終了後に、「金閣寺」演出の宮本亜門氏と、1998年のデビュー以来、現代文学の最前線で多彩な小説を発表してきた作家・平野啓一郎氏によるアフタートークショーの開催が決定しました。舞台版「金閣寺」の世界を斬新な演出で創り上げた宮本氏と、芥川賞受賞作「日蝕」発表時に"三島由紀夫の再来"とその才能を絶賛された平野氏が「金閣寺」を、そして三島由紀夫を語る機会はまさにレアもの!是非この機会をお見逃しなく!
「金閣寺」アフタートークショー概要
日程:1月31日(火)14:00の回 公演終了後
会場:赤坂ACTシアター
登壇者: 演出・台本:宮本亜門/作家:平野啓一郎
※公演終了後、5分間程度の休憩を挟んでの開催となります。
※トークショーは20~30分程度を予定しております。ご観劇時と同じ座席でご覧下さい。
※各公演当日の公演チケットを持ったお客様が対象です。
<平野啓一郎 HIRANO KEIICHIRO> プロフィール
1975年生まれ、愛知県出身。京都大学法学部卒。99年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、02年発表の大長編『葬送』をはじめ、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『かたちだけの愛』『モノローグ(エッセイ集)』、『ディアローグ(対談集)』など。11年9月より、『モーニング』にて長篇小説『空白を満たしなさい』を連載中。
「金閣寺」日本凱旋公演概要
東京凱旋公演日程:2012年1月27日(金)~2月12日(日)
大阪凱旋公演日程:2012年1月19日(木)~22日(日)
原作:三島由紀夫 演出:宮本亜門 原作翻案:セルジュ・ラモット 台本:伊藤ちひろ・宮本亜門
出演:森田剛 高岡蒼甫 大東俊介
中越典子 高橋長英 大西多摩恵 花王おさむ/山川冬樹/瑳川哲朗 ほか