「アイドルの夢」
十一月もなかば。
台本に追われ、稽古で顔を合わすといってもあわただしい毎日です。
まあ、年の瀬も目の前。
今年を締めくくるべく、芝居創りに励みたいと思っています。
それはそうと、先日夢にアイドルが出てきましてね。
今をときめくビッグアイドルなんですが。
それはそれは親切に優しく接してもらって。
どちらかというと、甘酸っぱいかんじの親切でしてね。
それがまた、自分にだけみせてくれる優しさだったりしてね。
当然、のぼせあがるような寝覚めでしてね。
ただそれだけの夢なんですが、4年に1度くらいそんな夢を見るんですよ。
まあ、わたしのアイドルと言えば、真弓さんも知っての通り、70年代映画しかもATG
のスクリーンだったり、池袋演芸場だったりにいらっしゃる方ではあるんです。
そういう方々はあらわれない。
日頃親しんでいない、あまり追いかけていなかったアイドルが夢にあらわれる。
このなんとも言えぬ、罪悪感にも似た苦いものはなんだろう。
やや、弱気な日記となってしまいました。
それにしても、アイドルっていのうは、そんな中高年の夢をも賑わせる存在なのでしょうねえ。
アイドルかくのごとし。
別の芝居のタイトルじゃん!
ではまた明日!
いい夢みてください。