『ニューヨークに行きたい!!』稽古場レポート

| トラックバック(0)

■『ニューヨークに行きたい!!』に行きたい!(2)■

今秋、日本初上陸するミュージカル『ニューヨークに行きたい!!』
帝劇100周年記念公演を追いかけているげきぴあ、今回も稽古場に伺って来ました!
この稽古場、ものすごく!! 楽しいことになっておりました。

取材に伺った日は、メインキャストである瀬奈じゅんさん、橋本さとしさんも出演していたミュージカル『三銃士』博多公演千秋楽の直後。
おそらく他の方々と合流したばかりと思われますが、ふたりとも明るい笑顔で、良い意味で力を抜いてお稽古に臨んでいるようです。
NY1003_01.JPGNY1003_1b.JPG

物語はTV番組の人気キャスターとして働くリサ(瀬奈)が、母マリア(浅丘ルリ子)から老人ホームから抜け出し豪華客船に乗ってNYの自由の女神の下で結婚式を挙げる、という知らせを受けたことから始まります。
彼女は、マリアのお相手であるオットー(村井国夫)の息子・アクセル(橋本)とともに父母が乗る豪華客船を追いかけることになるのですが、このふたり、出会った時からソリが合わずケンカばかり...。

この日の稽古は、その、リサとアクセルが出会って間もないあたりのシーンです。
最初にセットの模型を使って、演出の山田和也さんからシーンの説明を受け、そのあと椅子に座って台本の読み合わせ。
「読み合わせ」といっても、瀬奈さんも橋本さんもほとんどセリフが身体の中に入っているようで、1度さらりと通すと、すぐに立ち稽古へ。
プロですねえ...(ほんの数日前までは『三銃士』だったはずなのに!)

NY1003_02.JPGNY1003_03.JPG

瀬奈さん演じるリサは、キッパリしたしゃべり口に、ハッキリした自己主張、といかにもバリバリのキャリアウーマン。男性に「○○してちょうだい!」と命令することに慣れているような女性です。
しかも母親の駆け落ちという予想外の出来事に面してイライラもしているので、「触らぬ神に...」とでも言いたくなるような状態。
しかし対する橋本さん演じるアクセルは、リサのそういうところにいちいち噛み付く男性。
当然、言い合いばかり。

でも、ケンカのレベルが同じというか何と言うか。
...可愛いです。

NY1003_04.JPG


さて、この日はダンスの振り付け稽古も。
このシーンの振付けは、大澄賢也さん。大澄さん、今回は俳優としてではなく振付家としての参加です。

NY1003_05.JPGNY1003_07.JPGこの大澄さんの進め方が、本当に楽しい!!
セリフから歌に入るところでは
「カーン!と照明が付く感じ。ミュージカル~!ってイメージね」と説明。
演出の山田さんも
「僕が普段(ミュージカルで)避けてることを今回はやりますよ!」
と、ザ・ミュージカル! 宣言。
その宣言に応えビシっとカッコよく決める瀬奈さんに、大澄さん「いいですね、サイコーです!」。
NY1003_06.JPG
ほかにも「この振りは"受賞"のポーズです(歌詞に"受賞"って言葉が出てくるところで)」
「これは"たたり"です」
「僕の振付けは全部意味があるの!」
とユニークなトーク付きでパパパパっと振りを決めていく大澄さん。
でも、鼻をつまむ振付けをした後に「あれ、ここみんなコーラス中だっけ、歌える!?」なんてことに気付いて慌てたり。
間違いなく稽古場イチのムードメイカーですね。
ダンサーの皆さんも楽しそうです。
とはいえ、大澄さんらしいスタイリッシュさもある腰の高さを固定したようなダンス、面白いけど肉体的には大変なようで途中でTシャツを着替える俳優さんも続出。
しかし「みんな船乗りなんだから、こんなのチョロイ!」とハッパをかける大澄さんでした。
NY1003_08.JPG
ちなみに女性陣の振付けでは「ここの衣裳はスカート? パンツかぁ...」とがっかりしながらも「パンツだけどミニのセーラーから足がスッと伸びてるかんじ!」と、そういうイメージだそうです(笑)。
ガールズのダンスはセクシー&キュートに注目、ですね。
NY1003_09.JPG
またリサを男性陣がリフトするシーン。
振り付けたあとにハタと気付いたように瀬奈さんを振り向き「スカート、orパンツ?」と大澄さん。
スカートです、と答える瀬奈さんに「スカートかあ...。もしスカートの見切れ(そんな言葉あるんですか!?)とかあったら、言ってね、考えるから。大丈夫、オレが守る!」。
その瀬奈さんは、最初にリフトされたときに「うわああ怖いぃぃぃ」といいながらも「うひゃひゃ~」と楽しそうに笑っておりました。
NY1003_10.JPG同じシーンを瀬奈さん抜きで振りつけたときはこんなかんじ。
大澄リサをリフトする2名を心配に思ったか、慌てて周りがフォローに入ったのが面白かったです。
NY1003_11.JPG
ちなみにアンサンブルさんたちの振りを決めている時にこんな一幕も。
瀬奈さんは小休憩で軽食を取っていたのですが、そのシーンが自分の歌がキッカケと気付き、モグモグしながら歌い出す瀬奈さん...。
スタッフの方が「今は歌わなくて大丈夫です!」と慌てて止めていましたが、なんだか人柄がしのばれる一幕だなあと思いました。
瀬奈さんに限らず、例えば男子の振りをつけているときに、(本格的な通しでなくちょっと確認、くらいの時でも)待機中の女性陣がすぐコーラスパートの音を出してあげてたりとか、とても良い雰囲気のカンパニーだなあという印象です。
NY1003_12.JPGNY1003_13.JPGNY1003_14.JPGNY1003_15.JPG本当に楽しい稽古場でした!

公演は10月29日(土)から11月20日(日)まで東京・帝国劇場、11月25日(金)から29日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットは発売中です。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://community.pia.jp/mt/mt-tb.cgi/5263

前の記事「舞台のウラ話from 『中野ブロンディーズ』 制作 vol.02」へ

次の記事「カムカムミニキーナ・藤田記子 vol.23」へ

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
お得なチケット
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉