川上友里 31歳になりました
うちに入団してきたのが5年前だから、当時は26歳だったということだ。
月並みですが、いやはや、時が経つのはなんと早いことでしょう。
当時、彼女の初出演作品で、小百合油利(さゆりゆり)という役名をあげて、それをそのまま芸名として活動していたのだけど、
いつからか、彼女もその名前の不自然さにようやく気付き、本名に戻していいですかと言ってきて、
今こうして無事、川上友里として31歳を迎える事ができている。
川上友里はある意味、うちの最強かもしれない。
持って生まれたなんとかってのはこういうことを言うのだろうな。
どんなに努力しても得ることのできないレベルの面白みを持っている。
最近ようやく、色々と客演に呼ばれるようになって、嬉しい。
もっともっと人気が出て全然おかしくない人です。
そして売れて、うちを引っ張っていってほしい。なんて。
7月2日が僕の誕生日で、3日が川上の誕生日だった。
7月2日、
稽古開始前、
町田水城くんが、ドアの付近をやたらうろうろしてて、電気のスイッチを確認したり、ついには消してみたりしてて、
そこまであれされたら、さすがに何が起ころうとしているのか気付かないはずもなく、
その直後、案の定サプライズソングが始まったわけで、
皆が唄ってくれている最中は、
「え~マジっすか!マジッすか!」と演技をするも、
「ごめん、水城くんの行動で分かっちゃいました」。
皆さんちょっと落ち込んでいた。
気付かないふりをつき通さなかった僕が悪いのか、バレバレの町田くんが悪いのか。
でも皆の気持ちはとっても嬉しくて、
川上と僕の名前の書かれたケーキはとても美味しく、
笠木さんからのプレゼントはとても素敵で、
心の芯が本当に温まりました。
そうして川上友里は31歳になった。
川上友里のさらなる飛躍が楽しみな一年だ。
そして、7月3日、稽古が全日程終了しました。
自分ではなかなか言いませんが、いい作品だと思う。
劇場入りしてからもたくさんの試練がありますが、乗り越えて、
もっともっと良くなるよう頑張り続けます。
7月4日、劇場入りです。