舞台裏の混沌を描くコメディ「ノイゼスオフ」が上演開始。
役者たちが体当たりで演ずる抱腹絶倒の舞台に注目!
(C)引地信彦
「ノイゼスオフ」(千葉哲也演出・出演)は、あるカンパニーの舞台稽古から千秋楽までの奮闘を描くマイケル・フレイン作のコメディ。
千葉哲也、佐藤オリエ、成河(ソンハ)、山口馬木也、小島聖、藤木孝ほかを出演陣に迎えて6/9(木)にあうるすぽっと(東池袋)にて開幕した。
(C)引地信彦
「ナッシングオン」という作品上演に取組むとあるカンパニー、初日前夜にまだ出番を覚えてられない女優をはじめ、一癖も二癖もある役者たちと演出家が必死に芝居づくりを続ける。
稽古不足、キャラのぶつかり合い、さらに開幕後には三角関係のいざこざが勃発、制御不能なエンジンとなって向かう先は。
1幕目は初日前夜の混沌としたゲネプロの様子、2幕目ではセットを反転して上演中のドタバタな舞台裏を。そして3幕目でカンパニーはついにツアー最終日を迎え...
(C)引地信彦
幕を追うにつれ激しく動き回る役者たちのスピード感も本作の醍醐味のひとつ。
初日を終えた出演者からのコメントからもその片鱗が伺える。
(C)引地信彦
「皆さん観に来てください!楽日まで生きているか分かりません!」(演出兼、演出家ロイド役/千葉哲也)、
「必要なものがわかりました...酸素ボンベ... 足がつった。」(ギャリー、ロジャー役/山口馬木也)、
「酸欠で頭が痛かったです。」(フレデリック、フィリップ、シャイフ役/成河(ソンハ))
止まらないスピードの中で繰り広げられる抱腹絶倒の本作は必見!!
「NOISES OFF」
6/9(木) ~ 26(日) あうるすぽっと
[劇作・脚本]マイケル・フレイン [翻訳]小田島恒志 [出演・演出]千葉哲也 [出演]佐藤オリエ / 成河 / 山口馬木也 / 月船さらら / 入野自由 / 小林夏子 / 小島聖 / 藤木孝