シェイクスピアの最も有名な戯曲「ハムレット」と、その裏話である「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」が2部構成で上演! 初日を迎える5月19日、会場となる渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、みどころとなるシーンの上演と、囲み取材が行われ、出演者の長谷川純、高橋愛、あべこうじ、博多華丸・大吉が登壇した。
オフィーリア役:高橋愛
一幕は、これまで幾度となく上演されてきたシェイクスピアの名作「ハムレット」を上演。今回、ジャニーズ事務所所属の長谷川純が実の父を殺された恨みから狂気を装い復讐を果たすハムレットを熱演。そして、ハムレットの恋人役、オフィーリアを今秋モーニング娘。からの卒業を発表している高橋愛が演じる。また、オフェーリアの兄、レアテイーズに2010年R-1グランプリ王者、あべこうじといった、脇を固める俳優陣も見逃せない。
左 オフィーリア役:高橋愛 右 レアティーズ役:あべこうじ
二幕では、映画『恋に落ちたシャイクスピア』『未来世紀ブラジル』で有名な脚本家 トム・ストッパードの処女作となる「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」を上演。本作は「ハムレット」に端役として登場するドジで愛すべき2人組を主役にして描かれた作品で、日替わりで、博多華丸・大吉、NON STYLE、チーモンチョーチュウ、ハイキングウォーキング、ハリセボンという、吉本人気お笑い芸人たちが出演。1部で俳優として出演しているあべこうじも、旅一座の座長を演じ、日替わり芸人たちとの絶妙な絡みをみせる。
博多華丸・大吉
この日、一幕と二幕それぞれのワンシーンが披露され、その後、囲み取材が行われた。
シーンを演じてみてどうだったか?という記者の問いに、「一部と二部の空気感が違う。シャープに笑いがちりばめられている」(長谷川)、「いや、ほぼ通し(稽古)してないんですよ。っていうのも、演出の笹部さんが、博多華丸&大吉さんに関しては絶対の信頼をおいているっていうか、(博多花丸&大吉に)本番の人だって言ってましたよ」(あべ)とそれぞれ語ると、「昨日稽古終わった後で公演のメンバーで飲みにいったので、もう終わった気分」(華丸)、「僕らがだめでも、他のハリセンボンがお口に合うかも...。基本的に平均点より下を狙おうと思っています」(大吉)と会場を博多華丸・大吉が会場を笑いの渦に巻き込んだ。
また、作品のみどころについて、「一幕は純粋にシェイクスピアの『ハムレット』としてシリアスな雰囲気を楽しめるかと思うんですけど、二幕はガラリと変わりまして、よしもとの皆さんが『ローゼンクランツとギルデンスターン』として上演します。こちらは喜劇というか、コメディというか、お笑いというか。こちらも一部と合わせて(違いを)感じていただけたらな、と思います」(長谷川)、「ハムレットって、ハッピーエンドで終わる訳ではないんですよね。何か考えさせられるものがあるって言うか・・・。深いなっていうのを一幕で感じていただいて、二幕で暗い気持ちをぱっと明るく出来るという点が魅力的ですね」(高橋)とそれぞれ語ってくれた。
クローディアス役:瀬下尚人
オフィーリア役:高橋愛
喜劇「ハムレット」&悲劇?「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」は5月29日(日)まで渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて上演中。また、5月31日(火)にはTHEATRE1010にて追加公演が決定!チケットは絶賛発売中!!
ホレイショー役:小林十市
レアティーズ役:あべこうじ
ガートルード役:斉藤レイ