【ふたりきり】
モリー・スウィーニー、稽古は毎日6時間あるけれど、
返し稽古をした方が効率のいい台本なので、今日は小林顕作さんとの返し稽古でスタートしました。
僕は演出家で、顕作さんは出演者です。
しかしながら、僕は顕作さんを大学生の頃から観ていて大好き過ぎて、
未だにNHKのオフロスキーで観ていて大好き過ぎて、
しかも前日には顕作さん主催のフォーク・ミュージックイベントに参加して「この人は本物だ」と感銘しており、
スターとの共演なのですが、顕作さんは本当に聞き分けがよく、
こうしたい、ああしたい、こうしたら面白いんじゃないか、これは伝わりづらいんじゃないか、
そういったオーダーに非常にセンシティブに反応してくれる、絡みやすい俳優さんなのです。
そんな顕作さんとふたりきり、あーでもない、こーでもないとやり合う時間は、
一瞬僕が顕作さんのファンだということを忘れてしまうほど濃密で、そして楽しい時間でした。
帰り道、顕作さんも好きだと言っていた忌野清志郎を聴きながら帰る。
ただの帰り道、ロックンロールのリフを聴いて思わず叫ぶ、かっけーーーーー!!!!
ロックと文学だけが本当にカッコいいと思う。その合いの子が演劇だ。
あたし、そういうお芝居やります!