【演劇ニュース】
東京宝塚劇場が3月3日の昼公演で、来場者数1000万人を達成した。公演後には記念セレモニーが開催され、音月桂ら出演者が感謝の言葉を述べた。
2001年1月1日にリニューアルオープンした現在の東京宝塚劇場は、今年で開場10周年。通算公演回数は4800回、客席稼働率は101パーセントを超える、宝塚ファンの聖地だ。現在は雪組公演『ロミオとジュリエット』を上演中だが、ひなまつりのこの日、来場者数1000万人を突破。記念すべき1000 万人目の観客となったのは栃木県から観劇にきた21歳の大学生、針谷愛美さん。開場前に劇場ロビーで記念のくす玉を割り、終演後には舞台上でセレモニーに参加。「(舞台にあがって)ドキドキしています。東京宝塚劇場に来るのは年に1回ずつ、今日が4回目」と語る彼女には、トップスター・音月桂より『ロミオとジュリエット』にちなんで「イタリア・ヴェローナ8日間の旅」ペアご招待の目録と、次回雪組公演の初日ペアご招待が贈られた。
音月は「1000万人ものお客様にお越しくださいまして、生徒一同感謝の気持ちでいっぱいです。2000万人、3000万人とまだまだたくさんのお客様に愛と感動をお伝えできるように心を込めて公演していきますので、ぜひまた劇場へ足をお運びください」と挨拶。またその後に行われた会見では、「ロビーの綺麗なシャンデリアが印象的。今日(3月3日)まではおひなさまも飾ってあったりして、季節を感じることもできますし、綺麗なロビーが好きです」と東京宝塚劇場のお気に入りポイントを、また「素敵な笑顔の作り方を教えてください」と言う針谷さんに「楽しいことをたくさん考えて、笑顔を作ります」と笑顔で話していた。
雪組公演『ロミオとジュリエット』は3月20日(日)まで上演中。その後3月25日(金)から花組公演『愛のプレリュード』/『Le Paradis!!(ル パラディ)-聖なる時間(とき)-』が開幕する。
記念セレモニーより。ステージで挨拶する音月桂