【演劇ニュース】
新橋演舞場の新作喜劇『ペテン・ザ・ペテン』が2月1日に開幕。舞台初日前日には、演出・主演のラサール石井をはじめ、柄本明、藤山直美、渡辺えり、ベンガル、小池栄子ら出演者が揃って会見を行った。
作品は戦後間もない頃の、とある温泉郷を舞台に、リゾート開発をめぐる儲け話に踊らされる人々を描くドタバタ劇。鈴木聡の書き下ろし、ラサール石井の演出で上演する。ペテン師のコンビ役でラサール石井と柄本明、ふたりのかつての仲間・信子役で藤山直美、温泉旅館の女将・正子役で渡辺えり、正子の妹で踊り子として活躍する洋子役で小池栄子、そして戦争を引きずりながら山奥で暮らす米助役でベンガルが出演する。
写真:会見より。写真左から、渡辺えり、ラサール石井、ベンガル、藤山直美、小池栄子、柄本明
今回主演も兼ねることになった、ラサール石井は「勘三郎さんとつい4日ほど前に電話で話しまして「申し訳ないけど頼むよ」と言われました」と、体調不良で舞台休演となった中村勘三郎についてふれ、藤山直美は「演出家(ラサール石井)が舞台にあがってくると、近くで見られているようで辛いです(笑)」とコメント。ベンガルも「勘三郎さんと一度共演したいと思っていました。いやこれがラサールさんだからガッカリって訳ではないんですけどね」と会場を笑わせた。
また、踊り子役の小池栄子は、「えりさんの妹の役です。舞台ではダンスを披露させていただきます」と挨拶。渡辺えりからは、「小池栄子さんと瓜ふたつの姉妹を演じます(笑)。串田(和美)さんの芝居で全裸になったことがありますが、今回は全裸になる人がほかにいます!」と爆弾発言も飛び出した。
公演は2月1日(火)から25日(金)まで、東京・新橋演舞場にて。