寺門敦子です。ゴールデン街劇場で日々『も字たち』っております。
新宿、ゴールデン街。
芝居でもやってなけりゃ縁がなかったであろう街である。
毎日、劇場入りするときはだいたい靖国通りを通って途中のローソンに寄り、レッドブルを仕入れ、東京信用金庫を曲がりゴールデン街劇場へと歩いていく。
「ゴールデン街劇場」と書かれた黒い看板が目に入るたび、どきどきする。今日も本番だ!ってね。
となりにはすぐ、「ゴールデン街」と書かれたアーケードがあり、小さいお店がこれでもかとぎっしり軒を連ねている。
しかしそのお店の看板たちは、明るいうちはまだ灯りがともっていない。
灯りはともっていなくとも、ゴールデン街ならではと言いたくなるようなはっ!とする人がたびたび通りかかる。
今日は、帽子とマントを身に着けた、中原中也のような出で立ちの男性と目が合った。片耳には月のピアス。
嗚呼、新宿。嗚呼、ゴールデン街。
そして『も字たち』の本番終了直後、汗だくで外に出るとゴールデン街に軒を連ねたたくさんの看板に灯りがともっている。
夜、なのだなあ、と思う。
帰りは、一度も立ち寄ったことのないその様々な看板と店構えを見ながら、ゴールデン街の中を通って帰る。
どのお店も、気になるお店ばかりである。
今日は、フラメンコ居酒屋という看板を発見。
しかもよく見たら「フラメンコ酒居屋」になっていたよ。
ゴールデン街で一杯、だなんてなんだか大人の響き・・・。
私もそろそろゴールデン街で一杯デビュー、したいわん。
まだゴールデン街で一杯デビューしていないそこの貴方!
『も字たち』観劇後にご一緒しませんか・・・?
むふふ。