鯉和鮎美です。
あたしは、岩手の山奥出身なものですので、「新宿」という場所、「ゴールデン街」という場所は、遠くてイメージもよくわからないところでした。その直中の新宿ゴールデン街劇場で公演をしているのですから、生まれてどこにいくのかわからないなあと思います。
ゴールデン街の劇場に行く日々ですが、ご近所のお店にはやはり入ったりしないので、ビシバシとその場所の刺激を受け止めて居るわけではないのですが、感じてることを書いてみます。
よく思うのは、「何やってるの」とか話しかけられることがとても多いです。以前に『Y.I』をやっていたときは、人の写真が映ったポスターを通り掛かりに見て下さったご婦人が、「これは、犬?」と、色んな意味にとれる質問をしていかれたこともありました。
あと、劇場のお外に丸椅子が出されているのですが、其処で、お芝居してるあたしたち、劇場の方、大きな荷物を持ったやっぱり通り掛かりの方、が、会話無く座り、煙草を吸ったりする時間があったりします。その、ひとときが、何とも味わい深いなあと勝手に感じます。
『も字たち』メンバーのみなさまは、もっと新宿ゴールデン街ならではの出会いをしているのかも知れません。冬に近付く日々を、今年はこちらで見ながら過ごします。