こんにちは。France_panの伊藤拓です。
大阪府吹田市に住んでいます。吹田市には35万人ぐらいの人が住んでいます。
その中の一人です。
稽古は、稽古場のその時の流れのままに進んでいます。思った通りにいったことがありません。そっちの方が僕はドキドキします。
2008年12月に「家族っぽい時間」という作品をつくってから、自分の中で大きく方向性が変わってきました。ドキュメンタリー的なことを取り込んで作るようになりました。自分や自分の近くにいる人に焦点を当て始めたのですが、これがけっこう大変で、創作活動は傷つけたり傷ついたり、癒したり癒されたり、ほんと気持ちが悪いなぁと改めて思いました。いろいろな葛藤がそこにはあります。しかし同時に、いろいろな出会いもそこにはあります。稽古場の俳優や劇場で出会うお客様はもちろんですが、自分自身が新しい自分と出会う瞬間が、僕は個人的に一番面白いと思っています。稽古場で自分が何度も裏返しにされる感覚が、僕にはたまりません。
また書きます。
【France_pan プロフィール】
2004年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)の出身者を中心に結成。伊藤拓の作・演出を中心に演劇の新たな可能性を探る。
KAVCチャレンジシアター2006(神戸)、space×drama2006・2007(大阪)、in→dependent theatreロングランプロジェクト
(大阪)、精華演劇祭 vol.6(大阪)、カラフル2(愛知)、こまばアゴラ劇場 冬のサミット2008(東京)、京都芸術センター舞台
芸術賞 2009ノミネート(京都)など、各地の演劇祭に多数参加。
【伊藤拓 プロフィール】
演出家/劇作家/France_pan代表。2007年度若手演出家コンクール優秀賞受賞。京都芸術センター
舞台芸術賞 2009ノミネート演出家。現代人の覚束無い言葉のコミュニケーションを軸に、真面
目とふまじめの中間地点を探り続ける。主な作品に、坪内逍遙訳・シェイクスピア作「Hamelt!!!!!!!!」、
自身の家族を下敷きに障害者問題を描いた「家族っぽい時間」、俳優へのインタビューを構成し観
客の前で俳優が自身のプライベートな体験談語る「点在する私」など。
【最新公演情報】
F/T10 公募プログラム
France_pan 第16回公演
『ありきたりな生活』
東京公演 2010年 11月11日(木) ~ 14日(日) 会場:シアターグリーン Box in BOX THEATER
京都公演 2010年 11月25日(木) ~ 28日(日) 会場:アトリエ劇研
作・構成・演出:伊藤拓
出演:岩﨑小枝子、加藤智之、坂しおり、佐々木峻一、神藤恭平、辻智之、長洲仁美、新田あけみ、速水佳苗
フェスティバル/トーキョー(F/T)公式サイト内「France_pan」公演詳細ページ