劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』子役オーディション現場より

●ヒラノの演劇徒然草●

本日8月23日、劇団四季の稽古場に伺ってきました。
稽古場に着くと、元気いっぱいの「ドレミの歌」が入り口まで響いてきます。
中で行われているのは『サウンド・オブ・ミュージック』トラップ一家の子役オーディション。

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ご存知のとおり、主役はトラップ家に子どもたちの家庭教師としてやってきたマリア先生ですが、作品の重要なポジションを担うのがトラップ一家の7人の子どもたち。
ちょっぴり背伸びをしている次男クルト、聡明でおしゃまな三女ブリギッタ、一番小さいけれどみんなと同等に扱われたい五女グレーテルetc. と、個性的な彼らが物語を支えているといっても過言ではないでしょう。
四季版『サウンド・オブ・ミュージック』では長女リーズルを除く6人を、子役が演じています。

500以上の応募の中から書類審査を通った109名が予備審査に、さらに通過した53名がこの日の本選に出席。
みなさん、意外とリラックスしています。

規律正しくしつけられている彼らが「行進」で登場する、印象的なシーン。

100823SOM03.JPG続けて「ドレミの歌」。これは"ファイトのファ"のポーズ。
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その後、数人ずつ呼ばれて、歌唱テストと演技テスト。

『ドリーミング』チルチル役などを演じている大徳朋子さんが、どういう流れでこのセリフになるのかを、丁寧に説明していきます。

「ブリギッタは、嘘がこの世でいっちばん! 大嫌いな女の子なの。だから、『私がブリギッタ』と言ったルイーザを、お姉さんだけど思いっきり馬鹿にしていいよ」
「まだ10歳なのに『11歳!』って言ったクルトを、ブリギッタはどう思ったかな?」「じゃあその気持ちでやってみましょう!」

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先ほどは元気だった子どもたち、椅子に座って「審査!」という雰囲気になるとやはりちょっと緊張気味。

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すると今度は「緊張をほぐそう」と向かい合って「ドレミの歌」を。
なるべく"素"の実力を出せるようにしてあげるんですね。
それにしても審査員側の四季の俳優さんたち、子どもたち以上に元気で明るい!
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4月に開幕した『サウンド・オブ・ミュージック』ですが、まだまだロングランが続きそうです。チケットはこちら
 


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