2010年8月27日アーカイブ

松井周が最新作を2作同時上演!!
サンプル「自慢の息子」×さいたまゴールド・シアター「聖地」

■稽古初日■

はじめまして、彩の国さいたま芸術劇場制作の原口です。
サンプル『自慢の息子』の開幕前日、さいたまでは同じく松井周さんの新作『聖地』がさいたまゴールド・シアター第4回公演として幕を開けます。さいたまゴールド・シアターは、2006年4月に発足した蜷川幸雄率いる55歳以上の劇団員42名からなる高齢者演劇集団です。これまでに岩松了氏、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏の書き下ろしに挑み、人生経験を重ねた彼らならではの迫力ある演技に注目が高まっているゴールド・シアター。第4回公演では、これまででもっとも若い気鋭の劇作家による書き下ろしが実現しました!

8月中旬の稽古初日。
本番を行う小ホールには、平均年齢71歳のさいたまゴールド・シアター団員が朝早くから続々と集まってきます。演出の蜷川幸雄が席に着き、緊張感が高まる中、作家の松井周さんが登場。

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劇団山の手事情社 vol.22  from 倉品淳子

「今日は作業日」

今日は公式にはお休み、非公式には作業日である。

主に女優は衣装を作り、男優は大道具を作る。
「先輩はいいです。休んでください」と優しい言葉をかけてくれる後輩。
でも私、できれば自分の衣装は自分で縫いたい性分なので、呼ばれてないのに作業場へ行く。

しかもまるで小姑のように、口やかましい私は、あきらかにみんなに疎ましがられている。
へん!しるもんか!

スカートのフリル部分の素材に悩みまくった私は「イカが、イカが」とつぶやきながら右往左往。(フリルの形がイカそっくりだったため。)自分でいうのもなんだが、うざいこと極まりない。

明らかにみんな自分の作業を優先したいはずなのに、
先輩の言うことを無視できないため、くだらないつぶやきに返事をしてくれる。

いい子たちだ。

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