ロンドン・ファンタスティックス観劇レポ

☆☆☆かねこのぶろぐ☆☆☆

"Directed by Amon Miyamoto"そう、あの宮本亜門さんがロンドン・DUCHESS THEATREで『THE FANTASTICKS』を演出されました。このロンドン公演のプレビューを観て来たライターの佐藤さくらさんから素敵な感想をいただいたので、ご紹介しちゃいます。

感想はココから↓↓↓


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ダッチェス劇場の客席を興味しんしんの英国の観客が埋める中、進行役のエル・ガヨがひょっこりと舞台に現れて芝居は始まった。

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若い恋人たち、それぞれの父親、旅芸人とそのコンビ、そしてエル・ガヨの助手と、8人の役者たちは全員がなんともチャーミング。「トライ・トゥ・リメンバー」など名曲をたっぷりと聞かせつつ、寓意に満ちた物語を体中で表現するかれらに、ドッカンドッカン笑いが起こる。それはツンとすましたシルクじゃなくて、洗いざらしだけれど体になじむコットンのような感覚。


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上演後、温かい気持ちに包まれながら外に出ると、劇場の前には去りがたそうにおしゃべりをする観客たちの姿が。これこれ、この感触、この手触り。お芝居だけが持つそのチカラは、ロンドンっ子たちにもしっかり伝わったと見た。


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感想はココまで↑↑↑


□□□□□□簡単ストーリー紹介□□□□□□

隣同士の家に住む青年Mattと少女Luisa。
彼らふたりは互いに恋をしている。
ところが、親同士の仲が悪く、ふたりの家の境には高い壁が...。
でも愛する二人にそんな壁は関係ない!
障害があればよけい燃え上がるのが恋というもの。
シェークスピアのロミオとジュリエットのように。

しかし、実のところ親同士は大の仲良し。
二人の恋路に反対すると見せかけて本当は結婚させたいと思っている。

さて、父親達はLuisaの狂言誘拐を思いつく。
彼女をMattが助け出し、見せ掛けの不仲の親同士も仲良くなりめでたし、というストーリー。

父親らはEl Galloという男に相談。
El Galloはシェイクスピアの老俳優Henryといかにも頼りない風体のMortimerと言う殺され役の俳優を派遣(?!)。

芝居仕立ての演出で狂言誘拐劇は成功。
Luisaを救出しに冒険にでたMattは見事彼女を救いだした。
これで何もかも上手くいった。あとは幸せな日々となるはず、だったが...。

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