●よこやまのステージ千一夜●
先週に引き続き
ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」の製作発表こぼれ話をお伝えいたします。
今日のこぼれ話は、かなりとっておき!の内容ですよ。
W主演する5代目ピーターパン・笹本玲奈さん&8代目ピーターパン・高畑充希さん、
フック船長の橋本じゅんさん、ウェンディ役の神田沙也加さん、
演出家の松本祐子さんのほか、
この日は30余年前にNYでこの作品を観劇し、日本上演を決めた
ホリプロファウンダー最高顧問の堀威夫さんも登壇しました。
30余年前に、何がきっかけで上演を決めたのか??
衝撃の内容が語られました。
「当時パリからNYへコンコルド(※1969~2003年に運行していた超音速旅客機)に乗って、『ピーターパン』を観に行きました。
初めて『ピーターパン』を観たとき(多忙も重なり)時差が全く取れず、客席でほとんど寝ていました。
目が覚めて、カーテンコールでピーターパンが客席へ向かって(フライングで)飛んでくるのを観て、日本上演を決めました。
初めての『ピーターパン』体験は眠気との闘いでした」
ホリプロファウンダー最高顧問・堀威夫さんからの仰天エピソードに
キャスト、スタッフ、集まったマスコミ陣もビックリ。
この驚きのエピソードを受けて、
8代目ピーターパンの高畑充希さんのコメントが奮っていました。
「ファウンダーの仰るとおり(?)、『ピーターパン』は"半分寝てても良い作品"だな、と。もう、伝えきれないくらい良い作品なんです!」
これには会場は爆笑。フォローをしながらも、笑いを取ってしまう
高畑さんの人柄が伝わるようなコメントです。
ファウンダーの堀威夫さんが目覚めたのは、『ピーターパン』名物のフライングの場面ということで、
ご本人のなかには ピーターパン=フライングというイメージが強烈に焼きついたそう。
いざ日本公演となったときに、上演の権利とフライングの権利は別ということが明らかとなり、
フライングなしで上演という話もあったとか。
そこでまたアメリカに渡り、新たにフライングの権利を取り、
今、私たちが観ている『ピーターパン』の形で上演できることになったそうです。
ヒット作品の裏には、やはり面白いエピソードがあるものですね。
今年で『ピーターパン』は日本上演30周年。
そこでウェンディ役の神田沙也加さんにこんな質問が向けられました。
「お母さんの松田聖子さんも今年はデビュー30周年記念ですが...?」
「母も30周年。そして先日私も出演させていただいた、(橋本)じゅんさんの劇団☆新感線も30周年で。
このところ、30周年に関わる機会が多くて。
今年限定で30周年女優として、頑張っていこうかな!」
......機転が効くところもなんともお母さん譲りで。
注目の舞台は7月19日(月)から8月1日(日)まで東京国際フォーラム ホールCにて上演です。その後、大阪、愛知、福岡、宮城と各地を回ります。
通常チケットはこちらから。
<大人限定☆橋本じゅん率いる海賊と一緒に記念撮影!>の撮影つきチケットはこちらから。
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