2019年8月27日アーカイブ

キューブ所属の次代を担う若手俳優陣のサポーターズクラブ C.I.A.(Cube Infinity Artists)。8月26日に「C.I.A.」の2曲目となるオリジナル曲「ドドドどんまい!」を配信リリース!同日開催されたC.I.A. 夏のイベント『MISSION IN SUMMER 2019 〜令和もよろしく C.I.A. 的?夏の運動会〜』(8月27日も開催)でも同曲が初めて生披露された。

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「C.I.A.」は2017年末に発足。普段はテレビ・映画・舞台を中心に個々に活躍しているメンバーたちが集まり、ライヴやイベントなど様々な活動でファンとの交流を広げている。

C.I.A. 夏のイベント『MISSION IN SUMMER 2019 〜令和もよろしく C.I.A. 的?夏の運動会〜』では、各チームに分かれたメンバーが、各種競技で熱いバトルを繰り広げた。

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さらに新曲「ドドドどんまい!」の初・生披露では、アップテンポの楽曲とダンスを交えたパフォーマンスに、大きな歓声が湧いた。

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また、同イベントでは、年末に開催する『SUPER LIVE 2019』の詳細がサプライズ発表。歌や踊りだけではなく、笑いあり、お芝居ありの「C.I.A.」ならではの暖かい空気感で、ファンとの距離も近いライブは「SUPER LIVE」の魅力の一つ。去年大盛況だった同イベントから1年、彼らが一回り成長した姿を見られるのも楽しみだ。

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今年は、12月27日(金)〜29日(日)の3days5公演、品川インターシティホールにて開催。出演者は、現在フジテレビ&FODにて放送中の「僕はまだ君を愛さないことができる」に出演している白洲迅に加え、現在放送中のフジテレビ「ルパンの娘」にレギュラー出演し独特な空気が目を引く加藤諒、TBS「初めて恋をした日に読む話」に出演し「天使!」「かわいすぎる!」と話題になった永田崇人など、その他にもキューブ所属の次世代を担う注目の若手俳優たちが集結する。




C.I.A.presents「SUPER LIVE 2019」

<日程>
2019年12月27日(金)19:00
2019年12月28日(土)13:30/17:30
2019年12月29日(日)13:30/17:30
※開場は各回45分前

<会場>
品川インターシティホール

<チケット料金>
6,500円(税込・全席指定)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

<出演者>
白洲迅、加藤諒、木戸邑弥(29日のみ)、川原一馬、冨森ジャスティン、金井成大、永田崇人、坂口涼太郎、花塚廉太郎、中谷優心、市川理矩、村上貴亮、菊池銀河、神田聖司、林勇輝、安田啓人、木村風太(29日のみ)、渋谷龍生、中田凌多
※出演者は変更になる場合あり。


<一般発売日>
11月23日(土)


<リリース情報>
「ドドドどんまい!」
作詞・作曲・編曲 : 原田茂幸 (Shiggy Jr.) / 振り付け : えりなっち
▼配信リリース
https://linkco.re/z3ggtRE4


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9月3日(火)に開幕するミュージカル『Little Women -若草物語-』の稽古場レポート<後編>。

本作は、名作小説『若草物語』とその続編『続・若草物語』を下敷きにした作品で、2005年にブロードウェイで初演を迎えたミュージカル。今作では、主人公で次女のジョーを朝夏まなとさん、長女のメグを彩乃かなみさん、三女のベスを乃木坂46の井上小百合さん、四女のエイミーをフェアリーズの下村実生さんが演じます。翻訳は小山ゆうなさん、演出・訳詞は小林香さんが手掛けます。

→あらすじや配役はこちら

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前回は姉妹の話が中心でしたが、今回はそれ以外の人たちもどんどん登場しますよ!

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▲まずはお母さま(香寿たつき/中央)。お母さまが帰宅すると、姉妹が口々に「今日、こんなことがあったのよ!」と報告する姿がとってもかわいいです。不在の父に代わり家族を支える、やさしくて強くて温かなお母さま。だけど娘たちが寝静まったとき、本当は心細い、夫にそばにいてほしい気持ちが静かにこぼれてきます。その心の内を明かす香寿さんの歌が印象的でした。

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▲続いて登場するのは、マーチおばさん(久野綾希子)。この時代を象徴するような考え方をしている威圧的で厳しい人。ジョーに対して「くだらない物語を書いて」「女の子はみんな結婚するんです」などと言っているのを聞くと胸が痛みます。けれど言うことのきかないジョーに、彼女の「ヨーロッパに行きたい」という気持ちを刺激して生き方を変えさせようとする策士!根っこにあるは姪っ子にしあわせになってほしい気持ちなのでしょうけどね...。その強引さが詰まった楽曲にもご注目を!

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▲そして次は、いくつもの事件が起こる(!)舞踏会のエピソード。メグとジョーが初めて舞踏会に招かれます。舞踏会の場でもジョーの振る舞いは相変わらず(笑)。でもかわいいんですよ。ジョーはふざけていても、たとえ怒っていても、かわいく感じるのは朝夏さんの力!

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▲そして出会っちゃった!メグとブルック先生(川久保拓司)。すぐに恋が始まりますよ。ふたりの甘い話し声や笑顔の交わし方に「恋の始まりっていいね~」という気持ちに(笑)。さっきまで自信がなさそうだったメグの変わりようにも注目です。

実は同じ時、ローリーもジョーにアピールします。鈍いジョーには友情の言葉としか受け取られないのですが、ふたりでいると本当に楽しそうなんですよねー。さてそんなふたりがどうなるのか...本番で見届けてください!

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▲舞踏会から帰宅したジョーたちは早速報告会を。

しかし、自分も舞踏会に行きたかったエイミーが、悔しさからジョーの小説を燃やしてしまいます...!それに気付いた時のジョーは......これまでに見たことのない表情。このときのお母さまがエイミーを叱る言葉、ジョーにかける言葉もとても素敵だったので、ぜひ注目してみてください。

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▲お母さまにどんな言葉をかけられても、絶望したジョーにはすぐには届きません。エイミーに対しても「ずっと許さない」と心を閉じてしまいます。エイミーは心から反省し、ベスに励まされながら、諦めず、ジョーに謝り続けます。

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▲仲直りできてよかった!このときローリーが一役買ったことから、ジョーは「あなたを私たちの兄弟とここに宣言します!私たちにとっての初めての男兄弟だと」と、ローリーを認めるという出来事も。

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▲お次に登場するのは、四姉妹からずっと怖がられていたローレンスさん。あるとき、ベスのピアノを聞いてマーチ家にやってきます。ベスと交流をしているうちに、しかめっ面に違うものが混じり始める......そのじんわりとした変化は心温まりました。ふたりのデュエットも、とてもやさしいものでしたよ。

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▲うれしいことも悲しいこともすぐ家族に報告する姉妹が素敵です。

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一幕を見学して、歌ももちろん素敵でしたが、姉妹の笑顔や、家族のにぎやかさ、ジョーの真っ直ぐな心とそれを応援する家族など、そこにある"空気"や"温度"がまず浮かぶような作品だったように思います。これからの稽古でさらに磨かれてどんなふうに幕が上がるのか、とても楽しみになる稽古場取材でした!

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▲一幕ラストに朝夏さんが歌い上げる『Astonishing』はジョーの生き方が染み込んだ熱く素晴らしい曲。ぜひ期待していてください。

『Little Women -若草物語-』は9月3日(火)から25日(水)まで東京・シアタークリエにて上演後、愛知、福岡を巡演。

U-25チケットも取り扱い中!

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その1.出会い

それは4年前のニューヨークのサミュエル・フレンチという演劇書専門の本屋さんでのこと。「3Winters」というタイトルと女性の顔が三つ重なっている本の表紙に惹かれてこの戯曲を手に取りました。裏面にはクロアチアの現代史について書かれた作品だということと、女性作家の作品だということ、ひとつの家族の歴史ということが紹介されていました。いわゆるジャケ買いでこの戯曲を購入し、拙い英語力で読んでみたら面白いぞと確信し、翻訳家の常田景子さんに無理やり翻訳を頼み込みました。常田さんも大いに気に入ってくれてこの作品が日本で上演される第一歩が始まりました。

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▲ NYの本屋さんで運命的な出会いとなった「3Winters」の戯曲本。

その2.企画が通るまで

文学座はアトリエ公演も本公演も、熾烈な競争の先に企画が決まります。この企画を提出して、何度か落選しました。大きな理由は、クロアチアという場所の馴染みのなさと、私のプレゼン力だったように思います。ユーゴスラヴィアが解体し、クロアチアという国家がEUに加盟していくという時代背景は日本人には分かりにくいのではないかという危惧もわからなくもありません。しかし今作は、毎日家族にご飯を食べさせ、子どもを育て、夫の世話もしてという、愛に溢れた女性の目線で社会問題が描かれている点で、日本の女性にも訴えかけることが多いのではないかと思いました。私の祖母や母の時代は、女性が教育を受けることへの偏見が日本でもあったように、クロアチアが舞台のこの作品でも、女性の差別された歴史が感じられます。そこで落選してから2回、企画を出し続けました。そしてやっと、この作品を皆さんと共有する機会を得たのです。

その3.下調べの時間

そもそも翻訳劇というのは奇妙なものなのかもしれません。アジアに住む私たちが、アリサとかルツィアとか呼び合って、知りもしない内戦の傷跡を感じている人間を表出するのですから。そのために、私も俳優もいろいろリサーチをしました。内戦についての資料の本は読んでいるだけで胸が苦しくなるものも少なくありません。クロアチアにも行ってみました。行ったのは首都ザグレブと世界遺産のドブロブニクですが、この美しい場所でそんなに遠くない過去に内戦があったなんてにわかには信じがたいと思いました。けれど、私よりずっと若い人が、内戦時代の記憶を語ってくれたり、戦争という言葉が、平和ボケした私たちよりずっと身近にあるのだなと感じました。クロアチアには大きな経済基盤がないので、大学は出たけど職はなしという状況が続いているようです。愛国心はあって、プライドもある人たちが、しかし経済的には苦しく、その為に"よりどころ"を欲して排他的になって行くというのは、日本だけではなく、クロアチアでもアメリカでも世界のいたるところで起きていることなのだなぁと実感させられる旅でした。

今回の作品は4世代の女たち、100年の歴史が語られています。それぞれの時間を、俳優さんたちに如何に理解してもらい、想像力の翼をはばたかせてもらうのか、そのために、年表を作ったり、はたから見たら小学生の夏休みの宿題のようなこともしました。

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▲ 2018年にドブロブニクを訪れた松本。

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▲ ザグレブにあるクロアチア国立劇場でも本作『スリーウインターズ』が上演されました。

ぴあ写真5ザグレブ街並み.jpg▲ ザグレブの街並み

4.稽古が始まって

生身の俳優という存在が目の前にいると、時に、自分の思っていたことが見えなくなるというか、いろいろな要素が立ち昇って来て、取り込めるところは積極的に取り込みたいという欲望もあって、自分が揺らいでいると感じることもあります。それは、私の演出家としての甘さなのだとは自覚しながらも、より一層、作品世界を豊かにするために何が必要なのかを考え続けています。そして、己に問いかけます。どうして、この作品が好きなのか、やらねばならないと思い込めたのか。その根幹を信じてきちんと観ていただく方に、お届けするのが私の使命ですものね。

創作ノートを公開するというのがこの読み物の眼目なのですよね。しかし、創作ノートというのはどう提示していいか難しいものでもあります。

いろんなメモ書きをします。舞台美術の模型も時には作ります。漫画のコマ割りみたいなものを書く時もありますし、key wordを書き連ねることもあります。選曲するために、ものすごい数の曲を聞きます。それから、またメモ書きをして、新しい発想が出ない時はもがき苦しみます。

根本は、どうしてこの作品をやりたいのだろうかということだと思います。

それを観ていただいた人に、感じてもらうために作っているのだと思います。そして往々にして、こちらの意図を超えて、観客は自分の価値観と感性とに照らし合わせて作品を理解しようとし受け止めます。それは、作り手からすると、恐怖と恍惚です。少なくとも、語りたい作品になるべく、幼児の書き連ねるメモ書きのようなものを書いたり、それを嫌になってゴミ箱に放り投げながら、クロアチアと日本の境界線が曖昧になって、彼の国の女の生き様や苦しみと、私たちの生き様と苦しみが共鳴して、今の日本の問題に目線が行くように作品を創って行こうと思っています。

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▲ 松本祐子

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▲ 寺田路恵

ぴあ写真8倉野.jpg▲ 倉野章子

ぴあ写真9増岡、石田.jpg▲ 左から、増岡裕子、石田圭祐

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▲ 前東美菜子

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▲ 上川路啓志

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▲ 稽古初日に撮影した集合写真

◆公演概要◆

【タイトル】文学座アトリエの会 『スリーウインターズ』

作/テーナ・シュティヴィチッチ 訳/常田景子 演出/松本祐子

【日程】2019年9月3日(火)~ 9月15日(日)

【会場】文学座アトリエ

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