劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』天海祐希と古田新太
IHIステージアラウンド東京で上演される劇団☆新感線「髑髏城の七人」シリーズ最後の作品、『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』の製作発表が行われ、天海祐希、古田新太ら登壇した。
IHIステージアラウンド東京での約1年続いたロングラン公演、劇団☆新感線『髑髏城の七人』"Season花・鳥・風・月"。11月23日には劇団史上初の試みとなるダブルチーム制での上演となる"Season月"が上演中だが、シリーズの最後の作品「Season極」が3月17日から上演される。
物語は一新。
主演に天海祐希を迎え、新感線の看板俳優・古田新太が迎え撃つという『髑髏城の七人』でありながら、捨之介も蘭兵衛も出てこない"もうひとつの『髑髏城の七人』"になるという。
完全新作となる本作は、天海祐希が演じる織田信長に愛された雑賀衆のスナイパーで今は遊女の<極楽太夫>と、古田新太が演じる<天魔王>の二人の愛憎劇。これまでの『髑髏城の七人』の中で最も"織田信長"像が引き立つ物語が描かれる。また、福士誠治、竜星涼、清水くるみ、三宅弘城、山本亨、梶原善らが出演する。
あらすじはこちらの記事で。
本作の製作発表が行われ、作の中島かずき、演出のいのうえひでのりに加え、メインキャストが登壇した。動画はコメント部分をまとめたもの。【動画10分】
記事全文をエントレで観る
エントレで観る
Youtubeで観る
(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
2018年1月19日アーカイブ
■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(13)■
稽古場レポートやキャストインタビューから作品の魅力に迫るミュージカル『マタ・ハリ』 連載。
開幕が目前に迫ってきましたが、今回は、ラドゥー役 佐藤隆紀さんのインタビューをお届けします。
(ラドゥー役は、加藤和樹さんとのWキャストです)
LE VELVETS(ル ヴェルヴェッツ)のメンバーとして活躍する佐藤さんですが、2014年『タイタニック』からミュージカル界にも進出。その確かな歌唱力と存在感で、重要な役どころに次々とキャスティングされています。
深みのある歌声で、実年齢より上の役柄を任されることも多い佐藤さんですが、今回演じるのはフランス諜報局の大佐ラドゥー。
大戦中という状況下で、責任ある立場である壮年の男性を、どう魅せてくれるのでしょうか。
佐藤さんに、役柄について、作品について、そしてWキャストの加藤和樹さんの存在についてなどを伺ってきました。
● 佐藤隆紀 INTERVIEW ●
―― もうだいぶお稽古も進んでいますが、現在の心境は。
「模索の日々です。演出の石丸(さち子)さんによく「甘くなりやすい」と言われています。自分はそんなつもりはないのですが、稽古場だとひとつのシーンを切り取ってやることが多いですよね。全体の流れの中でやるとちゃんと感情が動くのですが、部分部分を切り取ると、ちょっと甘くなっちゃうのかな。......素が出ちゃうんでしょうか(笑)。でもそういう時でもしっかりキャラクターを捉えてやらないと、と今はすごく感じています」
―― お稽古場で拝見しましたが、それにしてもさすがの歌唱力でした。あれだけ歌い上げられると、気持ち良いのでは?
「気持ち良いですね~! ただ、気持ち良い分、逆に一辺倒にならないようにしなければ、と最近感じています。フランク・ワイルドホーンさんが作ったこの作品の音楽は、大曲揃い。ですので、観ていてコンサートみたいになってしまう危険性がある。一曲ずつに込められた伝えたい内容を、ちゃんと伝えていかないと、曲に飲まれてしまいます。曲が素晴らしい分、しっかり "芝居歌" にしなきゃいけないなとはすごく感じています」