■『アダムス・ファミリー』特別連載(2)■
印象的なBGMと妖しい出で立ち、ちょっと不気味でユニークな一家 "アダムス・ファミリー" 。
映画でもよく知られるお化け一家がミュージカルとなったステージ
ブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』
が、2014年の日本初演の好評を経て、2017年、ふたたびやってきます!
真っ白な肌と真っ黒な髪、アダムス家のお母さんモーティシアを演じるのは、真琴つばさと壮一帆(ダブルキャスト)。
そして怪しげなアダムス家と交流する人間の一家、バイネッケ家のお母さんアリスは、樹里咲穂が演じます。
宝塚歌劇団出身の女優さんであるこのお三方に、作品の魅力からちょっと懐かしい話題まで、色々と伺ってきました!
★ 真琴つばさ × 壮一帆 × 樹里咲穂 INTERVIEW ★
● それぞれの役についてと、ミュージカル『アダムスファミリー』への印象
―― 『アダムスファミリー』は、世の中一般的にも映画の印象が強い作品だと思われますが、このミュージカル版は日本では2014年に初演。今回が3年ぶりの再演です。真琴さんは初演にも出演されていましたね。
真琴「はい。とても魅力的な作品です。再演版のお稽古も始まり、本当に楽しいな、私、この作品に出てたんだという喜びをひしひしと感じています」
―― そして壮さんと樹里さんは、今回からの参加。演じる役柄の説明をお願いできますか?
壮「アダムス家の母、モーティシアという役です。橋本さとしさん演じるゴメスの妻。真琴さんと同じ役をやらせていただきます。まずはビジュアルの印象が強い! いつだって「眉毛があがっています」的な(笑)。でも舞台と映画ではやっぱり違いますし、なにせ映画より断然セリフが多いんです。昨日マミさん(真琴)がお稽古されているのを見ていても、モーティシアの感情の振り幅がすごく大きいなと思いました。「ここまで出していいんだな」と思いながら拝見していました」
真琴「振り幅が大きいと言ってもらったのですが、それは私、忘れているところがすごくあって、どうしようどうしよう...ってドキドキしてたから(笑)。自分の心模様なんですよ。壮さんは今回初ですが、自分はひと公演経験していますので、ある程度のレベルまではちゃんと達していなきゃ、という...ドキドキも(笑)」
―― いま「感情の振り幅がすごく大きい」というお話でしたが、もともとこの一家、あまり感情を表に出さないといいますか、一定のトーン...ローテンションで会話しているような印象もあります。でもその中にやはり感情を見せていく、というのが大変そうだなと思ったのですが。
真琴「そうですね。でも、感情をあまり表に出さないように見せておきながらも、結構起伏は激しい人たち。その爆発の仕方が、ヒステリックな方向に行かないというのは、自分自身にも通じるところがあり、私は逆にやりやすかったです」
▽ 真琴つばさ
―― その真琴さんのモーティシアは、初演で "恐いほど完璧" と好評でしたね。壮さん、その役を真琴さんとダブルキャストだと言われた時は...。
壮「もう、恐れ多くて...! いまここにいるのも恐縮なんです...! 私は初演の舞台、残念ながら拝見できていないんです。資料映像ですら、今は観ちゃダメと言われています(笑)」
真琴「ダメなの?」
壮「ダメというか、お願いしているけど、貸していただけない(笑)」
真琴「あー、でも、確かにやめておいたほうがいいかも」
樹里「私は映像をお借りして見ました(笑)」
壮「えっ」
樹里「(笑)。私も、自分の出演舞台と丸かぶりしていて、初演は観られなかったんです。でも、本当に映像は資料で、細かいところは見えないですよ。それでも「あぁ、日本版はこういう風になっているんだ」って、すごく面白かったです」
真琴「樹里さんは、NYで観たんだよね?」
樹里「そうなんです」
―― そうなんですね! その樹里さんが演じるのが、アリス。人間の一家、バイネッケ家のお母さんですね。
樹里「はい。『アダムスファミリー』は、NYで観て、大好きになって。その時、一気に10作品くらい観たのですが、その中で一番好きで、帰国する前にもう一度観に行ったくらい。CDも買って、日本で初演される前から、ずーっと聴いていたんですよ。わりとアップテンポのものが多くて、稽古前とかに聞くと元気が出て、攻めていける気持ちになる(笑)。それで、その中でも黄色いドレスを着た人間のお母さん役の人がすごく印象に残っていたんです!」
壮「すごーい!」
樹里「初演の時は、「わぁ、日本でやるんだ。お母さんは友近さんがされるんだなぁ」と実は思っていて。そうしたら...!」
真琴「引き寄せた!」
樹里「はい。3年半経って、まさかの! この役が回ってきました。一切、やりたいとかアピールしていないんですよ。言うと来ないんですよね。今までも「この役、私やりたいな」と思うものはたくさんあったんです。でもそう思うと来ない。「やりたい」とは思わず、ただただ、好きだと来るんですよねぇ」
真琴「愛だねぇ~...」
樹里「純粋に好きでいると、いいことがありますね(笑)」
―― 今、音楽のお話もちょっと出ましたが、いい音楽多いですよね。
樹里「ただ、今回の私のナンバーは、コンサートでは歌えない(笑)」
真琴「そう! 全体的にこの作品の曲は、ディナーショーとかでは無理ね(笑)。♪死は近くにいる♪とか、いきなり歌えないでしょう」
壮「(笑)」
樹里「どうした、どうした!? ってなりますもんね(笑)。前もって説明してからじゃないと無理ですよね」













































