2016年1月 7日アーカイブ

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【チケットぴあニュース】

シャンソンの女王、エディット・ピアフの鮮烈な人生を大竹しのぶが演じ、その熱演と熱唱に「ピアフが大竹しのぶに降りてきた」と賞賛された伝説の舞台『ピアフ』が、待望の3度目の上演を果たす。1月7日、大竹が共演する梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、川久保拓司とともに製作発表に出席した。 
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愛を求め、歌に生きた伝説の歌手のドラマチックな人生を、『愛の讃歌』『バラ色の人生』など14曲の彼女の名曲とともに綴っていく作品『ピアフ』。魂をぶつけるかのような大竹のピアフは大絶賛を呼び、初演時には読売演劇大賞最優秀女優賞をはじめ、その年の演劇賞を総なめにした。今回は3年ぶりの上演となるが「ピアフの歌に私自身も勇気付けられて生きてきたところもある。たくさんの方がこの芝居を観て、生きる勇気や喜びを味わってもらえたらすごく嬉しいです」と大竹。本人もこの役に特別な思いを抱いているようで、「"あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと"といったピアフのセリフを言う時は、私自身もそう思って、私の身体にもそういう血が流れる。この芝居をやるとピアフに会える気がします。私の人生で大きな出会いになった」と話した。 
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そのピアフとの出会いは、大竹が20歳の頃、美輪明宏が主演するピアフの評伝劇『愛の讃歌』を観劇し、同時期に故・中村勘三郎にピアフの評伝本を勧められたことだった...と公言していたのだが、つい最近、仰天の事実が判明したそう。年末に『日本レコード大賞』に出演の折、泉ピン子と話す機会があり、この公演の話題から「わたし、ノリちゃん(勘三郎)に『ピアフ』の本を貸してあげたのよ」と明かされ、よくよく聞いてみたらその本が勘三郎が大竹に渡した本だったとのこと。「勘三郎さんから借りたと思ったのは実はピン子さんの本だったということが最近バレました(笑)。哲明さん(勘三郎)らしい、人から借りたものを「これ読みなさい」って...。ホントに図々しいヤツだ!(笑)」と、旧友の愛らしいエピソードを楽しそうに話していた。 

公演は2月7日(日)から3月13日(日)まで、東京・シアタークリエにて。その後3月19日(土)から21日(月・休)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月23日(水)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、3月26日(土)・27日(日)に愛知・中日劇場で上演される。

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△ 梅沢昌代

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△ 彩輝なお

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△ 伊礼彼方

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△ 川久保拓司

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016 年の兵庫・宝塚大劇場は、宙組公演『Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』『HOT EYES !!』からスタート。1月1日、その幕を華々しく開けた。


1幕のミュージカル『シェイクスピア』は、没後400年の節目を迎えたウィリアム・シェイクスピアの謎に包まれた半生を、妻アン・ハサウェイとの夫婦愛を軸にフィクションとして描いた心温まる物語。舞台は16世紀末のイギリスで、劇作家を夢見て詩を書く毎日を送っていたウィリアムは、後に妻となるアンや、ウィリアムをロンドンの劇団へと導く貴族ジョージと出会い、成功を収めるが...。『夏の夜の夢』をイメージしたような森の中でのアンとの出会い、『ロミオとジュリエット』をイメージしたようなバルコニーで愛を告げるシーン、そして『冬物語』『ジュリアス・シーザー』ほか、さまざまなシェイクスピア作品の劇中劇を挿入しながら、リズム感のある展開で楽しませてくれる。貴族たちのコスチュームの数々も華やかで、見た目にも楽しい。

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トップスターの朝夏まなとは、才能を秘めた純粋な青年から、言葉が洪水のように次々と溢れ出てくる絶頂期、欲や野望にまみれた社会の中で次第に言葉が出てこなくなっていウィリアムの浮き沈みを、繊細に表現していく。そんなウィリアムの支えとなるのが、娘役トップ実咲凜音演じるアンだ。ウィリアムと出会った頃は可憐で無邪気に、結婚後は一歩引いて見守るように演じ、移りゆくふたりの距離感を丁寧に見せている。また真風涼帆は、ウィリアムの才能を一早く見出し、パトロンとなるロンドンの貴族ジョージ・ケアリー役。妻ベス(怜美うらら)の言葉によって欲望をどんどんとむき出しにし、ウィリアムを操っていく存在だ。さらに専科より沙央くらまが、宮内大臣一座の看板役者リチャード・バーべッジ役で出演。ウィリアムを奮い立たせる人物として、存在感たっぷりに演じている。

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第2幕のショー『HOT EYES !!』は、全シーンで大階段を使用したダイナミックなステージ。実咲を中心とする娘役による華やかな幕開きから、男役がシックにキメるタンゴ、セクシーなクラブシーンなどを次々と展開。宙組のパワーみなぎる迫力の群舞を見せる一方で、見惚れるほどに美しい朝夏のソロシーンがあったりと、観客の心を揺さぶり、躍らせていく。2016年の観劇初めにぴったりの、ドラマチックなミュージカルとホットなショーに、心満たされるはず!

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庫・宝塚大劇場公演は2月1日(月)まで。また、2月19日(金)から3月27日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは1月17日(日)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは一般発売に先駆けて、インターネット先行抽選(プレリザーブ)を1月12日(火)11時まで受付中。


取材・文:黒石悦子 撮影:三上富之

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