韓国らしさあふれる“小さな映画”を紹介することを目的とした『真!韓国映画祭』の開催を前に、出品作品『今、このままがいい』に主演のシン・ミナが、2月21日、東京・スペースFS汐留にて舞台挨拶を行った。

<『今、このままがいい』主演のシン・ミナ>
『今、このままがいい』は、見た目も性格も正反対の異父姉妹が、妹の父親を探す旅の中で反目しあいながらも少しずつ心を開き、長い間隠されていた家族の秘密を受け入れるようになるまでを描いたロードムービー。女性監督プ・ジヨンの長編デビュー作でもある。
トレードマークの“えくぼスマイル”を一切封印し、新境地ともいえる神経過敏な女性を演じたシン・ミナ。「まわりの人達には、“(役柄に)意外と似てるじゃない”と言われてしまい、もしかして私っていつもあんなにイライラして細かいのかな?」と複雑な思いを告白。監督もキャストも女性が多かったという現場の雰囲気については、「監督はつい“オンニ(お姉さん)”と呼んでしまうほどで、なにげない普通の会話の中から演出に必要なものを探されているようでした。ですから男性監督よりも“近づける”ような感じがします。また、女同士なのでわざわざ話さなくてもわかりあえる所がたくさんあったと思います。それが映像にもうまく表れているのでは」と語った。
ローバジェットである本作への出演に関しては、「韓国映画というと、予算の多い大きな作品や、韓流スターと呼ばれる俳優が出演している作品ばかりが紹介されていることに少し残念だなという気持ちがありました。いわゆる“小さい映画”と呼ばれる作品の中にも、本当にいい作品がありますし、そういった映画にも関心を持ってもらいたい」と、女優としての真摯で確固な思いをのぞかせた。
舞台挨拶のあとに行われた囲み取材で、「次回作に時代劇は?」と問われると、「一度は挑戦したいと思っていますが、私としては時代劇でも現代劇でも良い作品であればどんどん出ていきたい」と演技に対する意欲を見せた。姉を演じたコン・ヒョジンとは実生活でも仲が良く、「あまり深く考えなくても彼女が何を思って演じているのかがわかり、彼女だったからこそ自然に演じることができた」と柔和な笑顔で友との共演を振り返っていた。




『真!韓国映画祭』はポレポレ東中野にて2月27日(土)から3月19日(金)まで開催。『今、このままがいい』ほか全4作品が上映される。
取材・文:木村友美
撮影:イシイノブミ
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真!韓国映画祭
2010年2月27日(土)~3月19日(金) ポレポレ東中野
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